フィンランドのクリスマス
 フィンランドではクリスマスは一年の中でも一番大切な日でもあり、月でもあります。
12月のことを「Joulukuu」(ヨウルクー)と呼び、Jouruはクリスマス、Kuuは月、クリスマスの月という意味になります。
Joulukuuには大切なイベントがいっぱあります。
6日の独立記念日、13日の聖ルシア際、そしてクリスマス!!
イベントの中でもクリスマスが一番大きいイベントになります。
11月の下旬から一ヶ月たっぷりかけてクリスマスの準備をします。
12月に入ると子供達は毎日アドベントカレンダーを開けるのを楽しみにします。
ヘルシンキではクリスマスマーケットが開かれクリスマス用品や食材を売る仮設テントショップが立ち並びます。
クリスマスツリー(本物)のテントショップなどもあります。
田舎の方では、家族で森にクリスマスツリーを探しに行き、みんなで家に持って帰ってきます。
ツリーの飾りつけは家族全員でします。
飾りつけは日本と特に変わりませんが、フィンランドでは国旗を飾る習慣があります。
飾り用の国旗もクリスマスグッズコーナーなどで売られています。
クリスマスグッズは種類豊富に販売されていますが、手作りのものがとっても多いんです。
 クリスマスに限らず、冬に欠かせないのがローソクです。
フィンランドではロウソクの消費量が世界一!!どの窓辺にもあたたかみのある明りが灯されています。
クリスマスシーズンにはクリスマスソングが流れるロウソク、サンタクロースの形をしたローソクや、アドベントのローソクなどが人気です。
 そして、心待ちにしていたクリスマスがやってきます。24日の午後にはお店は閉まり、公共機関も止まります。
クリスマスは家族揃って過ごす大切な日。
両親と離れて暮らしている子供たちもこの日は両親の元へ帰って来ます。
 1812年までフィンランドの首都であった古都トゥルクでは正午に大聖堂の前で「クリスマスの平和宣言」が行なわれ、
テレビやラジオでこの式典を聴き、夕方には、教会へ行き、お墓にロウソクを灯し、お花を手向けます。5時ごろからミサが始まり、賛美歌が歌われます。
ミサが終わると家へ帰り、みんなで食卓を囲み、ご馳走をいただきます。主なクリスマス料理には豚のもものオーブン焼き、サーモン料理などがあり、お菓子にはクリスマスパイ、ジンジャークッキーがあります。クリスマスにしか飲まないグロッキ(ワインとベリー類を温めたもの)をいただきます。もちろん、全部手作りです。
 フィンランドでは、家族へのプレゼントは当日までツリーの下に飾られます。友人、知人から送られてきたクリスマスカードも部屋に飾られます。
家族のプレゼント交換が終わると、次はいよいよサンタクロース(Joulupukki)の登場です!!
日本では子供が寝た後に煙突から入ってくるというイメージがありますが、フィンランドでは「いい子はいるかい?」と玄関から入ってきます。もちろん、子供達は起きてサンタクロースが来るのを心待ちにしています。
 イブの夜 、子供達はトントゥと同じ格好をしています。赤いトンガリ帽子を被り、赤い服にタイツ。トントゥとお友達になりたいのです。子供達はサンタクロースと歌を歌ったりして、一年ぶりの再会を楽しむのです。
プレゼントをもらい、サンタクロースとお別れの時には「来年もいい子にしているからね」と約束をするのです。
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