世界遺産Vo2 (PETAJAVESI VANHA KIRKKO)


 首都ヘルシンキから4時間半、北へ行くとPETAJAVESI(ペタヤヴェシ)という小さな町があります。そこにとってもかわいらしい世界遺産の教会があります。PETAJAVESI VANHA KIRKKO(ペタヤヴェシ木造教会 直訳では、ペタヤヴェシ古い教会)です。
 1994年に世界遺産として登録されました。




 1763年から1765年に建造され、世界で一番保存状態が良い木造教会です。
この教会は縦と横の長さが全く同じ、ギリシア十字形となっていて、濃い茶色に塗装されている外壁は伝統的な校倉造りの技法で造られています。
ギリシア十字形の交差部分の天井は八角形の形をしていて「1764」と刻み込まれています。
教会の中は木の温かみを感じます。
木彫りの聖人と天使たちが説教台のところにいて、 素朴でかわいらしい表情が心を癒してくれます。
 尖塔には「わし」の彫刻をいただき、屋根は魚のうろこのように並べて造られています。
このような造りは18世紀のフィンランド木造教会の典型的なものだそうです。

とにかく(かわいい!!)という印象の教会でした。
外観をみて、屋根部分の彩りと、うろこの様な屋根に見入ってしまいました。




中に入ると、天使が迎えてくれます。
ドアの前には売店があり、絵葉書や教会限定のタンブラー(フィンランドの有名コーヒーメーカー「ロバートコーヒー」のもの)天使などが売られています。
  

 教会を管理している方がいらっしゃいますので、教会の鍵を見せてもらってください。
テーブルの上に置いてある場合もありますが、とにかく大きいのです!!30cmくらいはあったでしょうか・・・

このドアは地下倉庫(KELLARI ケッラリ)です。
昔は家にもありました。お年寄りの方達から「懐かしい〜」という声もあがっていました。残念ながら、ドアは開きません。
マットも天使です。
   
      説教台の下には聖人がいます。
愛嬌のある顔でなんか思わず、微笑んでしまいました
木彫りの天使→   

小さくて急な階段があり、上に上がれます→

この教会ではクリスマスミサも行なわれます。
でも、中には暖房設備がないため、マイナス10度以下の場合は行なわれません。
クリスマスにマイナス10度を上回っていることは珍しいので、幻のクリスマスミサですね。
この教会でクリスマスを過ごせたらいいなって思いました。
また、結婚式も挙げられます。
フィンランドの美しい景色の中でこんなかわいい世界遺産の教会で式を挙げられるなんて、幸せになれそうですね。


 

でも・・・えっ4時間半・・・って思ってしまいますよね。
まず、ヘルシンキから電車に揺られること2時間タンペレという町に着きます。
今度はタンペレからバスで2時間半!やっとペタヤヴェシに着くのです。
かなり遠いのですが、北へ行く予定のある方などは、是非途中下車して寄ってみて下さい。
予定がない方でも、旅行者にお得な電車チケットもありますので、出掛けてみてはいかがでしょうか。
行く価値はあると思います。
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